ライ麦はイネ科の植物で、もともとは小麦の代わりに育てられた穀物です。小麦が育たないやせた土地でも育つため、小麦を育てるのが難しい北欧の地域でもよく栽培されてきました。
ライ麦には多くの栄養が含まれていて健康に良いとされ、近年ではその栄養価が見直されて消費量も増加しています。
１．ライ麦の特徴
・栄養価が高い
食物繊維やビタミンなどが豊富に含まれています。体に必要な栄養素の補給に大変役立ちます。
・ダイエットに向いている
小麦を使うよりもライ麦を使ったほうが、糖質やカロリーを低く抑えられるので、ダイエットに向いています。
・満腹感がある
しっかりした噛み応えがあり、食べた時の満腹感があります。
・保存がきく
ライ麦を使ったパンは、小麦を使ったものよりも密度が高く焼きあがります。目が詰まっていて水分が少なく、日持ちするパンに仕上がります。
２．ライ麦の主な栄養素
・水溶性・不溶性食物繊維
水溶性食物繊維は栄養の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の上昇を緩やかにします。またコレステロールを体外に排出させやすくする効果を持っています。
一方で不溶性食物繊維には排便をスムーズにする効果が期待できます。
・ビタミンB群
ライ麦にさまざまなビタミンが含まれる中、最も豊富なのがビタミンB群です。ビタミンB群は水溶性で炭水化物などの代謝をサポートする働きがあります。
・カリウム
カリウムは高血圧や脳卒中などを防ぐ働きがあり、更には余分な水分を体外に出すのでむくみ予防にも効果的です。
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