幼児期にはバランスの整った食事を、1日3食しっかり食べる習慣を身につけることが大切です。その中でも重要なのが朝ごはん。朝ごはんが苦手な子でも、できる限り食べられる工夫をしてあげましょう。
ここでは幼児期に朝ごはんがなぜ大事なのかを見ていきます。
1.体温を上昇させ、目を覚ます
朝ごはんを食べると体温が上昇し、目が覚めます。体をきちんと起こすことで、午前中からしっかり活動できます。朝ごはんを食べないと、全身に力が入らないだけでなく、集中力も続きません。朝ごはんを食べない子は、十分に食べた子に比べ、体のパワーが2割程度も低くなるともいわれています。
2.血糖値が上がり、脳が働く
朝起きた時は血糖値が下がっているため、朝ご飯を食べることで血糖値を上げる必要があります。血糖値が低いと、脳をしっかりと働かせることができません。
血糖値を上げるのは炭水化物の役割ですが、できればパンよりもご飯がおすすめです。それはパンの種類によっては、血糖値を上げ過ぎてしまうものもあるからです。上昇し過ぎると、血管や細胞を傷つけてしまう恐れがあります。またお米の方が、食事全体の栄養バランスが整いやすいというメリットもあります。
3.生活リズムがつき健康になる
朝ごはんをしっかり食べるには、それを見越して早い時間に起きなければなりません。そのためには夜早めに寝る必要があります。これを毎日続けていけば、早寝早起きをする習慣が自然に身につくはずです。
睡眠をしっかりとり、栄養バランスのとれた食事を食べることで、健康の土台を作ることを意識しましょう。
4.どうしても食が進まない時の対処法
そうは言っても、朝は機嫌の悪い子が多いものですよね。そんな時は無理せず食べられるものでしのぎ、まずは朝ごはんを食べる習慣をつけることを優先しましょう。
・主食+カットフルーツでもOK
主食は朝の体にとって不可欠なものですし、フルーツに含まれているビタミンは体の調子を整えるのに役立ちます。
またおにぎりの中に鮭やおかかなど入れる、食パンに野菜やチーズをはさむといった食べさせ方もおすすめです。
・子供が朝からでも食べられるものを探す
朝に主食を食べるのが難しい場合は、ヨーグルトなど食べやすいものから始めてみましょう。慣れてきたらフルーツをくわえたり、パンやご飯を少しずつ取り入れていきましょう。
《幼児食マイスター資格の口コミ》
幼児食マイイスターは、子供の成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作れる知識や、離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など、幼児食に関する知識を持つ人に与えられる資格です。
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