鉄分は体の成長に欠かせない栄養素です。
生まれたばかりの乳児は鉄分が十分に足りている状態ですが、発育が盛んになる9カ月~2歳では不足しがち。
特に母乳は粉ミルクと違い、鉄の含有量が低いため注意が必要です。
では乳幼児に鉄分を十分に摂取させるためにはどうすればいいのでしょうか。
1.離乳食初期から積極的に取り入れる
母体から送られた鉄分は、成長とともにやがて失われます。不足する前に離乳食初期の段階から食事に取り入れるようにしましょう。
ただし摂り過ぎは、嘔吐や下痢、腹痛、最悪は肝硬変や脂肪肝の原因になることもあります。サプリを利用する時には注意が必要です。
2.ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂る
鉄分は摂取するだけでなく、吸収率を上げることも大事です。そのために必要なのがビタミンCや動物性タンパク質です。
反対にカルシウムや食物繊維と一緒に摂ると鉄分の吸収率が下がるので、牛乳などとの摂取は控えましょう。
3.おすすめの食材
小松菜、ほうれん草、レバー、のり、きな粉、納豆などが向いています。特に小松菜やほうれん草は、幼児食にアレンジしやすいのでおすすめ。
下処理が負担になる場合は、無理せずベビーフードを利用しましょう。
4.タンニンは鉄の吸収を妨げる
緑茶やコーヒー、紅茶などに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を妨げる栄養素です。
そのため緑茶を飲ませるときは、食事中は避けるといった工夫が必要になります。
《幼児食マイスター資格の口コミ》
幼児食マイイスターは、子供の成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作れる知識や、離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など、幼児食に関する知識を持つ人に与えられる資格です。
ここで幼児食マイスターの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・保育園や幼稚園の栄養士として、食物アレルギーに悩むお母さんたちに安心してもらえるような献立作りに役立てています。
・妊娠出産してから子どもの食事に気を遣うようになりました。この資格を取っていれば復帰後の仕事にも役に立ちそうです。
・成長期の大事な時期に必要な知識が食習慣に役立っています。食物アレルギーのある子供を持つお母さんにもアドバイスしています。