心身の成長が著しい小学生時代に行われる食育は、子供の生涯にわたって影響を与えるといっても過言ではありません。それでは小学校ではどのような食育が行われているのでしょう。
1.給食を教材にした取り組み
最も一般的なのは給食を教材とした食育です。給食に使われている材料を、栄養素ごとに分けて掲示、食事と栄養素のつながりなどを意識させます。
この方法は栄養教育や食教育といった形で、昔から行われてきました。
2.栽培活動
理科や生活などの科目では、学校で食べられる野菜を栽培することがありますが、これも食育のひとつと言えるでしょう。
野菜を育てる仕事が身近でない子供にとっては、自分たちの手で野菜などを育てることで生産者に感謝の気持ちを持つことにつながります。
3.収穫した作物を調理
そうして収穫した食べ物は自分たちで調理します。「育てる」から「食べる」までの流れを認識すれば、子供たちの食への関心や興味を高めることにつながります。
4.給食材料の下処理の手伝い
学校によってはグリンピースのさやをむく、とうもろこしの皮をはぐなど、給食に使われる食材の下処理を子供たちが手伝うところもあります。
多くの学校が地元産の野菜を使う中、調理を手伝うことで食べ物と人との関わりを知ることもできます。
5.食育の授業
学校で取り入れられる食育には「味覚」「食事」「朝ご飯を食べる」「野菜と食べる」などといった内容の授業をすることもあります。
家庭とは違い、小学校では発表や話し合いというコミュニケーション能力を育てる食育も行われています。
《食育健康アドバイザー資格の口コミ》
食育健康アドバイザーは、食育の基本的な知識を持っていることが証明される資格です。
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・好き嫌いの多い子供たちのために取りました。食べる楽しさや食べ物に対する感謝の気持ちを伝えられるようになりました。
・子供は年齢や体格によって食事作りを変えていくことが必要ですよね。この資格を取ったらそれができるようになりました。
・小学校の教員として、子供たちに食の大切さを教えたくて取りました。
食育について関心のある方は、日本安全食料料理協会の公式ホームページにアクセスしてみてはいかがでしょうか。