介護食とは、噛む力や飲み込む力が低下した人でも食べやすいように、工夫して作られた食事のことです。
特に食欲が落ちて低栄養状態になりがちな高齢者には、バランスのとれた食事をとってもらえるように、味や見た目にこだわった介護食にすることが大切です。
ここでは介護食を作るときのポイントについてご紹介します。
1.栄養バランス
介護食のレシピを考える際には、食事全体のバランスに気を配り、不足しやすい栄養を補える食材を豊富に使えるよう工夫します。
特に高齢者は、タンパク質、カルシウム、食物繊維、ビタミン類が不足しがちです。そのため野菜や豆類、海藻類などを取り入れるようにしましょう。
2.見た目の美しさ
見た目の美しい食事は、楽しみにつながります。
食欲が減退してしまった高齢者もおいしそうな食事を見ることで、食欲がわいてくるケースもあります。
食べやすい食材を使いながらも、彩り豊かにしたり、盛り付けにこだわる工夫が必要です。
3.食べやすさ
噛む力や飲み込む力が低下した高齢者でも食べやすいように、食材を加工することも大事です。
食べやすい大きさに刻む、柔らかく煮込む、とろみをつけるなどで、スムーズに食べられるようにしましょう。
4.塩分の量
血圧が上がりやすい高齢者の食事には、塩分の量にも配慮が必要です。
ただし味が薄すぎると食べる楽しみがなくなってしまうので、好みも考えた上で塩分コントロールしましょう。
《介護食マイスター資格の口コミ》
介護食マイスターは、介護食についての基本的な知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・介護士として、介護食について資格がとれたことによって、あらゆる面でサポートができるようになりました。
・家族の介護をしていますが、介護食についてはよくわかりませんでした。資格を取ってからは、本人の状態によって作り方を変えられるようになりました。
家庭で介護している方、介護の仕事をしている方は、日本安全食料料理協会のホームページにアクセスしてみてはいかがでしょうか。