成長期である乳幼児にとって鉄分は重要な栄養素です。鉄分が不足するとどんな症状があらわれるのでしょうか。
１．乳幼児に不足しがちな鉄分
生まれたばかりの乳児は母体から送られてきた栄養素で、鉄分は十分に足りている状態です。
しかし急激な成長とともにそれもやがて失われていきます。そんなころに鉄分が十分に摂取できていないと、鉄欠乏症になってしまいます。
２．全身に酸素を送り届ける役割
鉄分は人間に必要不可欠な必須ミネラルのひとつ。
鉄分は酸素を全身に送り届ける役割をしているため、必須ミネラルの中でも非常に重要です。
３．足りなくなると酸欠状態になる
鉄分のほとんどは血中のヘモグロビンに存在しています。ヘモグロビンは酸素を送り届け、不要になった二酸化炭素の排出をしています。
つまり人間の正常な呼吸はヘモグロビンのおかげ。鉄分が不足すると人間は正しい呼吸ができず、酸欠状態になってしまいます。
４．鉄欠乏の症状
乳幼児は酸欠にだけでなく、さまざまな症状がみられるようになります。
貧血はもちろんのこと、鉄が欠乏すると疲れやすくなるといった肉体的な症状もあわられ、加えて乳幼児の場合特に心配なのは脳への影響。
ちょっとした刺激でも泣いたり、注意力が散漫になるといった症状が現れることもあります。
そして周囲への関心や認知能力、言語学習能力、記憶力が低下するともいわれています。
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