実は「カクテル(Cook Tail)」という名前の語源には複数の説があります。この名が初めて登場したのは、ロンドンで1948年に出版された「ザ・スクァイア/レシピ―ズ」という小冊子だといわれ、ここから語源を探ると主に3つの説にたどり着きます。
1.オンドリの尻尾説(メキシコ)
その舞台はメキシコにあるユカタン半島、カンペチュという町の酒場。
ここでバーテンダーの少年がオンドリの尻尾に似た木の枝使って、ミクスト・ドリンクを作っていました。その時イギリス人の客が飲み物について「それは何?」と質問したのですが、少年が木の枝のことと勘違い。「コーラ・デ・カジョ」と答えたのです。
これは英語にすると「Tail Cook」。それが「Cook Tail」となったという説です。
2.鶏尾説(アメリカ)
アメリカの独立戦争の頃、ニューヨーク北部にあったイギリス植民地内のバーでのこと。女性の店主が半独立派の地主の家からオンドリを盗んでローストにし、独立軍の兵士たちにふるまいました。
そしてミクストした酒の中に、オンドリの尻尾をさしていました。これを見た兵士が「カクテル万歳!」と叫んだことからこの名がついたという説です。
3.コクチュ説(フランス)
フランスの説では、ニューオリンズ薬局が舞台。
この薬局の目玉商品はラムをベースにした「コクチュ」と呼ばれる卵酒でした。もともとは病人用でしたが、評判がよく病人以外にも人気がありました。
そしていつの間にかコクチュのように混ぜ物をした飲み物が、「コクテール」と呼ばれるようになったという説です。
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