紅茶は複数の種類の茶葉をブレンドすることで、より豊かな味わいを楽しめます。ところで紅茶はなぜブレンドされるのか？その目的をご存じですか？
目的① 品質の安定
紅茶の茶葉は農産物であるため、品質が一定とは限りません。ただブランド名をつけて商品として販売するうえでは、常に同じ品質でなければ消費者の信頼を得ることは難しいものです。
そのため複数の茶葉をブレンドし、それぞれの茶葉の状態に合わせて少しずつ割合を変えることで品質の調整を行っているのです。
目的② 香り・味・色味を消費者の好みに合わせる
茶葉のブレンドによって、紅茶の味や香り、色味などをある程度変えることが可能です。その紅茶を飲む消費者の好みに合わせることで、よりおいしく飲める紅茶を作れます。
そうすることで、そのブランドの商品の価値を高めることもできるのです。
目的③ 国や地域の水に合わせる
紅茶の茶葉の品質は、使用する水の品質によっても大きく変わります。
例えば硬水で紅茶を淹れると色が黒っぽい紅茶になりますが、渋味がなくあまり味のしないものになってしまいます。その点、日本は軟水なので比較的紅茶に適した水であるといわれています。
しかし日本で飲むと想定されていない茶葉を日本で淹れると、味が悪くなってしまうこともないとはいえません。
紅茶は消費される土地の水に合わせてブレンドを行うが基本なのです。
【代表的な組み合わせ】
・ロイヤルブレンド
さまざまなメーカーから販売されている定番中の定番。上品でバランスの取れた味わいが特徴的です。ミルクティにも向いています。
・イングリッシュ・ブレックファスト
朝食時に飲むことを想定してブレンドされています。濃い目の味で、ミルクティにも向いています。
・アフタヌーンティー
豊かな香りが特徴。ストレートでもミルクティでもOK。ケーキと一緒に楽しむのにもおすすめのブレンドです。
《紅茶マイスター資格の口コミ》
紅茶マイスターは、自身が紅茶のオーナーになる上で、オーナーの知識とそれを実務で活かせる技術を持つ人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・紅茶専門店の開業の知識だけではなく、設備などにも詳しくなれて良かったと思います。
・茶葉についてだけでなく、ティーカップやティーポットについての知識も興味深いと思いました。
・紅茶専門店での紅茶選びがより楽しくなり、本格的な淹れ方が身につきましたね。
