今回は日本安全食料料理協会の「食育健康アドバイザー」にまつわるトリビアです。
あなたは「β-グルカン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
【「β」って?「グルカン」って?】
人間の体に必要なエネルギーであるブドウ糖がくっついているカタマリのことを「グルカン」といいます。
そしてブドウ糖をつないでいる「鎖」には種類があります。
① α型:人間が消化できるものなので”鎖”が切れる
② β型:消化できないので”鎖”は切れず、くっついたままになっている。
①のα型はその後どうなるかというと、体内でエネルギー源になります。
一方で②のβ型はというと、くっついたままでエネルギー源にはならないのでそのまま食物繊維として大腸まで運ばれます。
【β-グルカンの何が健康にいいの?】
「β-グルカン」が注目されているのは、この大腸へ運ばれるまでの間にいい働きをしてくれるからなんです。
それは「免疫力強化」と「コレステロール低下」「血糖値抑制」などです。
免疫力強化についてはガンに効果があるともいわれています。
「β-グルカン」には他にも腸内環境を良くしたり満腹感を持続させる作用から、食べ過ぎを防ぐ効果もあるとされています。
【β-グルカンはどんな食べ物に入っているの?】
「β-グルカン」は、大麦やオーツ麦、きのこなどに豊富に含まれていることがわかっています。
その他にもアラメというコンブ科の海藻、パン酵母にも含まれているそうですよ。
こういった食べ物に含まれる「β-グルカン」は、機能性食品素材として使われいろいろな商品になっているので、あなたも目にしたことがあるのではないでしょうか?
商品にしたものには大麦ごはん、サプリメントなどがあるので、自分にとって摂りやすい方法から始めてみてはいかがでしょうか。
日本安全食料料理協会には食に関する資格が豊富にそろっています。ぜひチェックしてみてください。