介護を受ける人によって、食べられる食事の形態は違ってきます。そのため介護食にはいろいろな種類があります。
1.介護食の種類
〇 きざみ食:食品を小さくきざんだもの
〇 ソフト食(軟菜食):舌で潰せる程度の柔らかさになるまで調理したもの
〇 ミキサー食:食事をミキサーにかけて液体状にしたもの
〇 流動食:消化しやすい状態を優先して作られたもの
〇 とろみ食・ゼリー食・ペースト食:ミキサーにかけたものをゼリー状やペースト状にしたもの
2.介護食品の選び方
・介護食品の現状
介護食品の需要は高まっており、レトルト食品や宅配介護食サービスなどが広まりつつあります。
介護食の選び方はわかりにくいイメージですので、それを解消するための明確な基準も設けられつつある状況です。今後は更に介護食品を取り巻く状況が良くなっていく可能性が高いでしょう。
・スマイルケア食の普及
スマイルケア食とは、農林水産省の取り組みにより始まったもので、介護食の表示方法のひとつです。メーカーによって異なる介護食品の分類や表示の違いをなくし、わかりにくさの解消に役立っています。
また介護される人が食べるときの悩みに応じた介護食を選べるよう、フローチャートの導入も行われ、更に選びやすくなっています。
・購入する場合の参考基準
介護食品を購入するときの参考基準については、「ユニバーサルデザインフード」が導入されています。これは食べ物の「咀嚼しやすさ」「飲み込みやすさ」に配慮している食品を指します。
ユニバーサルデザインフードに該当するものにはそれを表すマークがついており、ひと目で判断できます。これによって迷わずその人の状態に合う介護食が選べるようになっています。
《介護食マイスター資格の口コミ》
介護食マイスターは、種類や作り方、始めるタイミングなど介護食についての基本知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミをご覧ください。
・介護施設で利用者の方をあらゆる方面からサポートしたくて取得しました。その時その時に応じた対応ができるようになり、大変役に立っています。
・家族の介護のために取りました。介護食の知識が一通り身につき、毎日の食事に活かしています。
・今後需要がどんどん高まる介護の知識が身についたので、仕事に役立てたいと思います。