スパイスからおいしいカレーを作るってなんか難しそう…と思い込んでいませんか?でも基本になるスパイスとその分量さえ押さえておけば、意外に簡単にできるんですよ!
ここではカレーに使われる基本のスパイスをご紹介します。
1.最低限あればカレーが作れる4種のスパイス
・ターメリック(ウコン)
ターメリックは、カレーを鮮やかな黄色に色づけるのに欠かせないスパイスです。また全体の味わいをまとめる厚みのある風味を持っています。
・クミン
クミンはエスニックな芳香をもったスパイスで、カレーの香りづけには欠かせません。加熱することで、より一層香りが強調されます。
・コリアンダー
コリアンダーの葉は香菜(パクチー)として知られ、人によって好き嫌いが分かれますが、実の方は誰もが好む柑橘系の爽やかでスパイシーな香りがするスパイスです。
・レッドチリペッパー
唐辛子の粉末で、カレーに辛みをつけるのに欠かせないレッドチリペッパー。世界中にさまざまな品種が存在し、その品種によって辛さや甘さが違います。
2.カレーに使うスパイスの役割
・香りを豊かにする
エスニックな香りが特徴的な「クミン」は、他のスパイスよりも先に鍋に入れて炒りつけ、香りを引き出すのがおすすめです。
「コリアンダー」はクミンと同様にカレーには欠かせないスパイスで、甘く爽やかでほのかにスパイシーな香りがします。
「オールスパイス」はクローブ、ナツメグ、シナモンを合わせたような、奥行きのある香りが特徴です。
そして「カルダモン」は”香りの王様”とも呼ばれる甘く爽やかな香りのスパイスで、少量でも効果があります。
・カレーの色を付ける
「ターメリック」はほろ苦い味わいで、やや土臭い香りもするスパイスですが、カレーを鮮やかに黄色くするのに欠かせない存在です。
・辛みをつける
「レッドチリペッパー」は刺激的辛さとスパイシーな香りが特徴で、その量を変えることで辛さの調整をすることも可能です。
3.北インドで食べられるカレーの黄金比
北インドで食べられているカレーの黄金比で作れば、失敗が少なく、誰でもおいしいカレーが作れます。この比率を基に、自分好みの味に調整してオリジナルカレーを作ってみましょう。
【カレーのスパイスの黄金比】
・クミンシード:4
・ターメリック:1
・カイエンペッパー:4
・コリアンダー:8
・クミンパウダー:4
・ガラムマサラ:2
まずコリアンダーとクミンを核とし、カイエンペッパーで辛みを追加、クミンシードをアクセントに味を調整し、ターメリックでカレーらしさを与え。最後にガラムマサラで風味を足すのがこの配合も基本です。
《インド料理ソムリエ資格の口コミ》
インド料理ソムリエは、インド料理の作り方、使われる材料の種類、インド料理の代表的なスパイスの種類などの知識を持っていることが証明される資格です。
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・この資格を取るとインド料理に詳しくなれると同時に、スパイスについての知識も身につくので普段の料理の幅も広がりますね。
・料理だけではなく、インドの食事作法についても知識が身につきますよ。
・「インド料理=カレー」かと思ってたら、実は違ってました。身近なメニューとして夕飯にも取り入れています。