子供の頃の食体験は、その後の人生に大きな影響を与えます。そのため食育の実践は子供にとって重要なことです。まずその理由から見ていきましょう。
1.子供にとって食育が大切な理由
・幼児期の食体験は心身の成長と密接に関係している
子供のころから添加物などの化学物質が含まれた食べ物をと取り続けていると、大人になってからアレルギーやアトピーの原因になるといわれています。
また子供の頃から誰かと一緒に食事をすることで、情緒が安定します。
・習慣や嗜好は幼少期に決まる
子供のころからジャンクフードなど添加物の入った食品を食べ続けると、通常の食事をおいしいと感じなくなったり、カロリーの高い食事によって不健康を招くことになります。
・人としてのマナーや文化を身につけられる
食事の時間は「いただきます」などのあいさつ、箸の持ち方などの、マナーを身につける意味でも重要です。
2.年齢別食育への取り組み方
・離乳食期(0~2歳頃)
この時期一番大切なのは「食事を楽しむこと」です。
手づかみでもいいので、食べることが好きになり、いろいろな食材や味付けがあることを知ることが重要です。また食べたい時に食べるのではなく、生活のリズムに合わせた食事をとることで、生活習慣を確立することも大切です。
・幼児期(3~5歳頃)
この時期は最も食に関心を抱きやすいときなので、できるだけ家族で食卓を囲み、箸やスプーンの使い方を身につけさせましょう。
また食材や食事の関係を知ることも重要なので、農業体験や調理などの体験を行うと、より一層食への関心を高めることができるでしょう。
・小学生(6~12歳頃)
小学生は正しい食習慣やマナーが形成される時期です。この時期は朝食を始めとした三食をきちんと食べることで、正しいリズムと将来への基礎を身につけることができます。
また食品を選ぶ、調理をするといった食の基礎や、箸を正しく持つ、「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをするなどのマナーも身につけさせましょう。
そして「食べ残しをするのはもったいない」という気持ちを育てることも大切です。
《食育健康アドバイザー資格の口コミ》
食育健康アドバイザーは、食育の基本的な知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・妊娠をきっかけに食育の資格を取りました。生まれて来る子のこと考えると食育が心配でしたが、生まれたからバランスのとれた食事を作ることができています。
・子供に食べ物に対する感謝の気持ちと、食べ物を捨てるのはもったいないということを教えることができました。
・食育のひとつとして、簡単な水耕栽培やプチトマトを子供と育てています。子供に収穫させて食べさせています。