【正肉】
これはもも肉とむね肉のことです。
正肉は焼き鳥の定番中の定番。
もも肉は足の付け根から先の部位で、味も弾力もジューシーさも文句なし。
むね肉は反対にさっぱりした味わい。
【ねぎま】
その正肉の間にネギを交互に刺したものがねぎまです。
【ふりそで】
手羽元の根元で、希少な部位です。
手羽より脂はすくないものの、肉汁はたっぷりあります。
【はごいた】
(お正月みたいですが…)
尾の付け根の近く、尾羽を動かす筋肉です。
薄い筋肉で脂身は少ないさっぱりした味です。
【銀皮(ぎんぴ)】
砂肝の表面をおおう薄皮の部分。
食感はコリコリです。
【あずき】
脾臓なので1羽から1個しかとれないので希少部位です。
臭みがなく、膜の中はやわらかい。
【背肝】
希少部位、腎臓です。
食感や味はレバーに近く、レバーよりあっさりしています。
【さえずり】
こちらも希少部位で食道です。
焼き鳥屋さんでもなかなか出会えない。
独特な弾力ある食感で、クセがありません。
【皮】
一般的には「皮」といえば首の皮です。
【白子】
クリーミーな味わいの精巣です。
【ふんどし】
砂肝とつながっている、消化の際にエサをはじく器官である十二指腸のこと。
牛タンをやわらかくしたような食感です。
【ベタ】
ぼんじりと背中をつなぐ皮の部分。
首に皮に比べ脂身が多いです。
【なんこつ】
胸の軟骨です。
【かんむり】
とさかです。
コラーゲンたっぷりのゼラチン質で、歯ごたえがコリコリ。
ちなみに焼き鳥を食べる時は串のまま食べるのがおいしいです。
焼き鳥屋さんは繊維の方向を考えつつ、串に肉を刺しています。
串から外すと、繊維の方向がバラバラになってしまって味も落ちるそう。
今度焼き鳥屋さんに行ったら、必ず串のままいただきましょう。
にわとりにも感謝しながら…
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