食育は、幼少期から正しい食習慣を身につけさせることを目的に始められましたが、食生活の乱れなどから、現在では大人やお年寄りなど全ての人に必要な知識になりました。
そして今大きな問題となっているのが「こ食」。これにはさまざまな種類があり、それぞれに体に深刻な影響を与える可能性があります。
1.孤食
文字通り一人で食べる食事です。
共働きが増えたことや塾通いなどで一人で食事をする子供を始め、一人暮らし、深夜に帰宅する人にも多いことでしょう。一人で食べるとどうしてもインスタント食品やファストフード、コンビニ弁当に偏りがちになります。
栄養の問題はもちろんのこと、会話がなく食事を楽しめない、マナーを注意してくれる人がいない、コミュニケーションをとれないといった問題も含まれています。
2.個食
個食は家族一緒にいても、それぞれが別のものを食べているというタイプの食事です。食卓の一体感が持てない他にも、自分の好きなものしか食べないと生活習慣病や肥満などのリスクが高くなります。
3.固食
固食とは「固定された食事」という意味で、自分が好きなものや決まったものしか食べないという食事のことです。
偏ったものしか食べないため、栄養不足になりがちです。また他人に関心が持てず、自分の要求を通さないと気が済まないという性格的な問題を引き起こすこともあります。食生活に感心が持てないだけでなく、調理してくれる人、生産してくれる人など、食に対しての想像力が乏しいことも問題点になります。
4.粉食
「粉食」はパンやパスタなど小麦粉を主食とした食生活のことです。食事に占めるカロリーや糖質の割合が高くなりがちで、おかずも肉に偏ることが多く、魚を食べられない、箸がうまく使えないといったことになりかねません。
また日本の出し汁やうま味といった味を感じる力が衰えることも懸念されています。
5.小食
食事の絶対量が少ない「小食」には、単に食べられないというよりも、食事以外のスナック菓子や炭酸飲料を摂り過ぎている可能性も考えられます。
6.濃食
「濃食」は濃い味付けの食事しかしないタイプで、塩分や糖分が多く生活習慣病の原因となることが心配される食べ方です。
また子供の頃から濃い味付けに慣れてしまうと、繊細な味わいを感じることができず、一生体に良くない濃い味つけを食べ続けなければならないということになってしまいます。
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・子供は年齢や体格によって食事作りを変えていくことが必要ですよね。この資格を取ったらそれができるようになりました。
・小学校の教員として、子供たちに食の大切さを教えたくて取りました。