日本安全食料料理協会のブログへようこそ!
ここでは日本安全食料料理協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
今では日本各地にたくさんあるお好み焼きのお店。
このお好み焼き、最初に誕生したのはどこなんでしょうか?
人口当たりの店舗数が最も多いのは広島です。次が兵庫県、大阪府でベスト3です。
じゃ、広島県が発祥の地?大阪?
それを知るにはまず中国へ飛びましょう。
お好み焼きの原型は中国の「煎餅(せんびん)」といって、小麦粉を水で溶いて焼いたものです。クレープ状のものですね。
この粉食文化を伝えたのが、学者の吉備真備(きびまきび)。
唐で新しい知識を身につけた学者です。
けれどこのときは残念ながら普及しませんでした。
その後室町時代に千利休が茶菓子として用いたのが「ふの焼き」。
これはうどん粉と水と酒を練ってそれを薄く焼き、味噌を塗って丸めたものです。
この「ふの焼き」が日本のお好み焼きの原型といわれています。
江戸時代になると味噌の代わりに餡(あん)が入った「助惣焼(すけそうやき)」が誕生します。
そして明治時代には東京の下町の「もんじゃ焼き」が大ブレイク。
大正時代になるともんじゃ焼きから「どんどん焼」へ。
今でいうテイクアウトができるどんどん焼。縁日でも好まれたそうです。
これを商売する人たちが地方で売るようになり、大阪では「一銭洋食」と呼ばれるようになりました。
昭和の戦後での食糧難で子どもの駄菓子だった一銭洋食は一気に格上げ。
おなかを満たすためにキャベツをたっぷり入れました。これが主食となり、大阪のお好み焼きのルーツになりました。
同じころ広島では原爆の影響でもっとひどい食糧難に。
やはりアメリカから配給される小麦粉を使った一銭洋食に注目が集まったのです。
こうして各地で独特のお好み焼き文化が育っていきました。
最初に「お好み焼き」という言葉が誕生したのは、昭和の東京だったそうです。
大阪か?広島か?と思ったら、東京だったんですね~
日本安全食料料理協会には、食に関する資格がとても充実しています。
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