日本安全食料料理協会のブログへようこそ!
ここでは日本安全食料料理協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本安全食料料理協会にはコーヒーに関する資格もあります。
今ではあちこちにある喫茶店やカフェ。
その日本での始まりは1888年のことでした。
そのお店の名前は「可否茶館」。
実はこの読み方には諸説あって「かひさかん」「かひちゃかん」などといわれます。
作ったのは外務省に勤めていた鄭永慶(ていえいけい)です。
彼はその仕事がら海外渡航経験があって、アメリカでコーヒーハウスを見ていました。
そこは庶民が気軽に集う場所。
でも日本に帰ってきたら上流階級のみが楽しめる鹿鳴館があり、これに反発しました。
そこで可否茶館を作ったのです。
可否茶館は洋風の2階建て。
中ではコーヒーとともに、ビリヤードやトランプ、クリケット、碁、将棋といった娯楽が楽しめました。
それだけではありません。
更衣室、シャワー室、化粧室まで完備。
国内外の新聞や雑誌、いろいろな書籍も読むことができました。
当時の可否茶館のコーヒーの値段は一銭五厘。
そばが一銭程度だった時代ですから、相当に高いのがわかります。
その後可否茶館は5年弱で閉店。
鄭永慶は借金を抱えアメリカに密航、そのままそこで亡くなったそうです。
でもこのお店のおかげでコーヒーが広まったといわれているんです。
今私たちがカフェでコーヒーを楽しめるのも、鄭永慶さんのおかげといっていいかも知れません。
実は可否茶館は、1968年に東京都阿佐ヶ谷で鄭永慶の孫にあたる方が再建されました。
でも残念ながら2021年現在は閉店中。
その代わりというのもなんですが、この可否茶館の店名を由来とした同名のお店が北海道にあります。
現代らしく、オンラインショップもやってますよ~
鄭永慶さんもビックリ!ではないでしょうか??
可否茶館の雰囲気を味わいたい方はぜひどうぞ!
日本安全食料料理協会にはさまざまな食に関する資格が豊富にそろっています。ぜひアクセスしてみてくださいね。