初めてハーブティーを飲んだ人の中には、「おいしくない…」と感じる人もいるかもしれません。それはハーブの味に慣れていないこともありますが、そもそもおいしいブレンドになっていないということもあります。
ここではブレンドをする時に大事なポイント、「矯味作用」についてご紹介します。
1.矯味(きょうみ)作用とは?
矯味作用とは、そのハーブを加えると味や香りを引き立てたり、逆に抑えたりして、ハーブティーを飲みやすい味に変える作用のことです。
効能重視で組み合わせを考えると、味や香りを無視してしまいがちですが、ハーブティーを健康に役立てようと思うなら飲み続けることが大事です。それにはおいしくないと続けられませんよね。
だからおいしい組み合わせにすることがポイントなんです。
そんな矯味作用があるハーブはこちら。
・味をまろやかにするレモングラス
レモングラスならどのハーブと組み合わせても、まろやかに飲みやすくしてくれますよ。味に深みが出るので、「この味は苦手」というシングルハーブティーにいれるのがおすすめ。
・スッキリした味にするペパーミント
ペパーミントもどのハーブとも相性が良く、後味をスッキリさせてくれます。ただ入れ過ぎると、他のハーブの風味を打ち消してしまうので注意しましょう。
・甘みを出すハーブ
ステビアやリンデン、リコリス、フェンネルは、どれも甘みを出すハーブです。
ステビアは砂糖の300倍の甘さを持ったハーブで、先に甘みが来るタイプです。そしてリンデンは不眠にも効果的なやさしい甘み。リコリスは甘草(カンゾウ)とも呼ばれ、漢方としても使われており、後を引く甘みです。またフェンネルは婦人科系に効果的なハーブで、香ばしい甘みが感じられます。
2.おいしい組み合わせはコレ
レモングラスとペパーミントはどのハーブとも相性が良く、甘みのあるハーブならカモミールやローズ、ウスベニアオイ、ジャスミンなどの花のハーブと組み合わせると、見た目のイメージとも合った味になります。
このように矯味作用のあるハーブと組み合わせても、飲みにくければはちみつを加えたりジュースに混ぜてもいいでしょう。
《ハーブインストラクター資格の口コミ》
ハーブインストラクターは、ハーブを生活に活かし、豊かな生活を促進させる知識・技術を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミをご紹介しますね。
・庭でたくさん育ったハーブの活かし方を身につけ、今後は講師を目指そうと思います。
・ハーブティーや料理だけではなく、手作りコスメについての知識も身について、得した気分です。
・アロマを使ったサロンで、フレッシュハーブのジュースが好評です。