漢方は中国から伝わった中医学を基に日本で発展した伝統医学です。漢方の資格を取ることによって、漢方についての知識が十分にあり、患者の症状・体質に合わせたアドバイスや漢方薬の提供ができることが証明できます。
この漢方の資格には国家資格はなく、民間資格になります。ではこの資格を持つことで、そのような仕事に役立つのでしょうか。
１．薬膳料理などの飲食・食品業界
最近は料理の一部に薬膳食材を取り入れたり、一人ひとりの体質に合わせた薬膳スープを提供したりするカフェやレストランも増えてきています。また健康志向の高まりによって、薬膳を始めとするヘルシーメニューの開発を担える人材も求められています。
薬膳に関する資格を取得することは、飲食業界や食品業界で働く人のキャリアアップにも役立つでしょう。
２．エステサロンなどの美容関係
エステサロンでは、お客様から美容に関する相談を受ける場面も多いものです。薬膳の知識があれば、一人ひとりの体質に合わせて、美を追求するために体の中からアプローチする方法についてもアドバイスできるようになります。
３．健康をサポートする医療・介護業界
薬膳の知識を身につけると、一人ひとりの体質や症状に合った食材やレシピを選べるようになります。医療施設や福祉施設でその薬膳の知識を活かせば、患者や施設利用者の健康の悩みに対して食事でサポートできるようになるでしょう。
４．料理教室やカルチャースクールでの講師活動
健康と美容のため、日々の食事に薬膳を取り入れたいというニーズが高まっています。資格を活かして薬膳料理の教室を開いたり、カルチャースクールなどで講師活動を行うことも可能です。
もちろん薬膳料理は家族の健康維持にも役立ちます。薬膳料理は身近な食材で作れるため、大切な家族の健康管理や病気予防につながります。
《薬膳調整師資格の口コミ》
薬膳調整師は、薬膳の基礎知識、漢方の観点から見た各種食材の効能などの知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミをご紹介しましょう。
・更年期になったのがきっかけで漢方に興味を持ちました。薬膳は毎日の食事に自然に取り入れやすいのが魅力。季節や体調に合わせて、食材などを工夫するのも楽しく体調も良くなってきたと思うので、これからもこの知識を活かして続けていきます。
・季節の変わり目になるといつも体調不良になっていました。薬膳料理をマスターしたことで健康意識が高まりました。
・女性向けの薬膳料理専門店で、資格を活かして自分で考えたメニューの提案をしています。
