ワインソムリエとは、ワインの品質管理から、お客様へのサービス、そしてワインに関する知識はもちろんこと、食事やその人に合ったワイン選びなどを仕事とする人のことです。
ここではワインソムリエになる方法をご紹介しましょう。
1.ソムリエになる基本ルート
ワインソムリエになるルートとしては、実務経験を積むために飲食店に就職するのが一般的です。高校を卒業後すぐに就職する人もいれば、大学や飲食系の専門学校に進学してから就職する人もいます。
実務経験を積んだら、ワインソムリエの資格に挑戦しますが、実は資格には2種類あります。1つは「日本ソムリエ協会(JSA)」主催の資格、もうひとつは「全日本ソムリエ連盟(ANSA)」主催の資格です。
2.JSAソムリエ資格の受験内容と費用
・一次~三次試験まである
一次試験:筆記試験。ワインの基本知識について。
二次試験:テイスティング。ワインの味や香り、品種を当てる試験。ウイスキーや日本酒に関する知識も問われます。
三次試験:実技。ワインをサービスするときの実技試験。
・受験費用
JSA会員なら17,210円、一般の場合は25,440円です。
ただし受験と同時に入会も可能で、その場合は入会金は半額となり、受験料も会員価格で申し込めます。
また受験の準備としてワインスクールなどに通った場合は、講座の費用が必要になります。講座にはさまざまな種類がありますが、一般的な受講費用は10~15万円です。
3.ANSAソムリエ資格の受験内容と費用
・五次試験まである
一次試験:筆記試験。ワインの基本知識について。
二次試験:筆記試験。ブドウの品種、製造方法、季節ごとの販売促進の企画書などについて。
三次試験:テイスティング。2種類のワインの品質の評価、ワインの状況の判断が問われます。
四次試験:筆記試験。ワインの法律やルールについて。
五次試験:実技試験。ワインの栓抜きを始めとする実技。
・受験費用
実務経験は問われない代わりに、講座を受講する必要があります。
コースにより費用は異なり、通信コースが66,800円、在宅受講・受験コースは47,200円、短期間の受講コースは12,110円の費用がかかります。
JSAよりも費用は掛かりますが、ワインスクールなどに通う必要はないでしょう。
《ワインコンシェルジュ資格の口コミ》
ワインコンシェルジュは、ブドウの品種ごとに異なる特徴や世界各国のワイン事情など、ワインに対する基本的な情報をマスターした人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・ディナーにワインを扱う店で働いているので、お客様にもっと満足していただくために取得しました。学んだことが即活かせています。
・ワインを極めたいなら取ったほうがいい資格です。レストランでワイン選びができるようになり、みんなに喜ばれています。
・数多くのワインの品種や産地の特徴などを知り、味の違いが分かるようになり、そのワインに合う料理がどういうものかイメージできるようになりました。