鉄分は人の体にとって重要な栄養素であり、乳幼児にとってもそれは同じです。体の成長が著しい乳幼児に鉄分が不足してしまうと、脳の発達に影響が出るためしっかり摂取したいものですね。
ここでは乳幼児に不足しがちな鉄分についてご紹介します。
1.乳幼児に重要な「鉄分」
・生後9カ月~2歳に鉄欠乏になりやすい
生後9か月~2歳までの時期は、生後半年で母体由来の鉄が体内からなくなってしまうため、鉄欠乏になりやすいといわれています。逆に生後5カ月までは鉄欠乏は起きません。
・鉄分は脳の発達に必要不可欠
鉄分は脳や中枢神経の発達に必要な栄養素です。
どんどん成長していく乳幼児になくてはならない鉄分が不足すると、脳の成長に悪影響を及ぼす可能性もあります。
2.鉄分とは?
・必須ミネラル
鉄分は必須ミネラルといわれる栄養素で、血液の中に入ると酸素を全身に送り届けるヘモグロビンになります。また二酸化炭素を排出したり、その他さまざまな栄養素を体中に送る役割も持っています。
・足りなくなると酸欠状態に
酸素を運ぶ役割を持つ鉄が不足すれば、酸欠状態になります。そうなるとさまざまな症状が出始めます。
貧血を始め、疲れやすくなる、認知能力が低くなるといった、乳幼児にとって深刻な事態になるので注意が必要です。
3.鉄分を多く含む超簡単レシピ
・枝豆ひじきサラダ
乾燥ひじきと枝豆、水菜やツナ缶を用意します。
ひじきは水で戻し、水菜は2~3cmに切ります。全ての材料をボールの中で混ぜ、醤油、塩コショウ、マヨネーズであえて出来上がりです。
・小松菜のクルミ和え
小松菜をゆでて食べやすい大きさに切ります。クルミはすり鉢で少し砕いておきましょう。そのすり鉢に小松菜と醤油、みりんを入れて混ぜ合わせて完成です。
・きな粉パン
おやつには子供がおいしく鉄分を摂れるきな粉パンがおすすめです。
食パンをサイコロ状に切り、フライパンで多めのバターを使って焼き上げます。そこにきな粉、砂糖、塩少々を振り混ぜれば簡単おやつの出来上がりです!
《幼児食マイスター資格の口コミ》
幼児食マイイスターは、子供の成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作れる知識や、離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など、幼児食に関する知識を持つ人に与えられる資格です。
ここで幼児食マイスターの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・子供の偏食に悩んでいましたが、この資格の知識をもとにいっしょに料理をしたり、わかりやすく栄養の話を聞かせるうちに、偏食が少しずつなおってきました。
・子供が食物アレルギーなので、この資格がとても役に立ちました。
・レパートリーが増え、子供の食事を作ることが負担にならなくなりました。