スポーツでの水分補給の重要性は誰もが知るところです。その水分補給の大きな役割は体温の調節。水分補給をしないと汗をかくことができず、体温がどんどん上昇します、しっかり汗をかいて体温を下げるために十分な量の水分を摂ることが必要です。
汗として水分を失えば失うほど、体には大きな変化が症状として現れます。ここでは体内の水分の割合ごとにその症状を見ていきましょう。
1.体重の1%の水分を汗として失った場合
体重の1%の水分を汗として失うと、運動のパフォーマンスの低下が始まります。
ほとんどの場合自覚症状は全くないので、体の動きの鈍さを「疲れのせいかな?」と感じたら水分不足が原因かもしれません。
2.体重の2%の水分を汗として失った場合
2%失うと更に体の動きが鈍くなってきます。
この時点でも自覚症状はほとんどありません。ただ少し喉が痛いような感覚が現れ始めます。
3.体重の3%の水分を汗として失った場合
3%失うと、自覚できる程度に体の疲れやパフォーマンスの低下が現れます。
ここまでくると喉の渇きも強く感じるはずです。意識はあるものの、ぼんやりした感覚に陥るでしょう。この時点で周囲から見てもその様子がわかります。
4.体重の4%の水分を汗として失った場合
4%失うと、体温が急激に上昇し、皮膚が紅潮してきます。
イライラして強い疲労を感じます。
5.体重の5%の水分を汗として失った場合
5%失うと、吐き気やめまい、頭痛の症状が現れます。
体が熱を持ち、うだるような感覚になります。この時点で意識障害が起こることもあります。
6.体重の8~10%の水分を汗として失った場合
8~10%失うと、体にけいれんが起こります。
幻覚や呼吸困難が起こる可能性も。また失神することもあります。
スポーツをする時は必ずこまめな水分補給をしましょう。必要な水分補給のタイミングや量は、その日の気温や体調に合わせて決めるようにしてください。
《スポーツフードマイスター資格の口コミ》
スポーツフードマイスターは、スポーツの基本から毎日の献立・レシピなど実践レベルまでを身につけた人に与えられる資格です。
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・スポーツチームの監督をしているため、選手たちの栄養面でのサポートができるようになってよかったと思います。
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