焼酎にはさまざまな原料が使われています。当然のことながら、原料が違えば焼酎の味わいも大きく変わってきます。
焼酎を楽しむなら、まず原料の違いによる特徴を覚えておきましょう。
1.米焼酎
米と米麴を使って作られており、熊本県の球磨地方で作られているので「球磨焼酎」とも呼ばれています。
米の甘みや旨みが感じられ、まろやかな味わいです。
日本酒も同じく米を原料としていますが、米焼酎は日本酒と違って蒸留を行っています。
2.芋焼酎
米がとれにくい地方で作られるようになった芋焼酎は、サツマイモの甘みが活かされているためクセになる人も多いようです。
原産地は宮崎県と鹿児島県で、九州のお土産としても人気があります。
原料の芋は40種類以上あるといわれ、それぞれの味わいが楽しめます。
3.麦焼酎
麦焼酎は朝鮮半島を経由し、中国から伝わったといわれています。主に北九州で盛んに作られるようになり、多くの人たちに親しまれてきました。
麦の香ばしさがほんのり感じられ、クセがなくサッパリした味わいで飲みやすい焼酎です。
4.そば焼酎
そば焼酎は、昭和48年ごろから作られるようになった比較的新しい焼酎です。
そば特有の風味が感じられ、病みつきになってしまうおいしさです。
5.黒糖焼酎
黒糖焼酎は、サトウキビを使用した焼酎です。サトウキビを煮詰めると黒糖ができ、それを米麹で発酵させたあと蒸留します。
黒糖焼酎が作れるのは、鹿児島県の奄美諸島だけ。とても貴重なものです。
水割りやソーダ割りだけでなく、コーヒー割りという珍しい飲み方でも楽しめます。
6.泡盛
泡盛は沖縄だけで製造できる焼酎で、日本米ではなく、タイ米で作ります。
3年以上かけて熟成させた古酒もあり、まろやかな風味が楽しめます。
《焼酎ソムリエ資格の口コミ》
焼酎ソムリエはその製造方法や素材、飲み方などに関して正しい知識が求められる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介します。
・コロナ禍で家で飲むことが多くなり、自分好みの焼酎を作りたくて取りました。毎日食事に合わせた焼酎を考えるのが楽しみです。
・資格を持っていることをアピールして、酒屋で焼酎の種類や飲み方をお客さんにアドバイスしています。
・酒類のメーカーでの商品開発に役立てています。