スパイスとハーブはどちらも香りが豊かな植物が利用されたものです。イメージとしてはスパイスは辛くてハーブはいい香りがするといったところかもしれませんね。
ただそれだけでは違いは明確ではありません。料理などに用いる場合は、違いを知っておく必要があるでしょう。
1.スパイスとは?
スパイスは香辛料や薬味のことです。辛味があまりないものも多く、食べ物や飲み物をよりおいしく感じさせてくれます。
また芳香性や刺激性が強い植物由来の食品でもあり、香りや辛味をプラスするためにも使われます。
2.ハーブとは?
ハーブはもともと薬草なので、中には香りのよくないものもあります。料理や飲み物に使われるハーブは香りや味の良いものが選ばれています。
ヨーロッパでは伝承医療で薬として使用されてきたハーブですが、日本では薬として認められてはいません。またハーブの中には毒のあるものもあります。
3.スパイスとハーブの違い
・厳密な定義はない
実は日本では、スパイスとハーブについて厳密な定義がなされているわけではありません。
スパイスもハーブも、食べ物や飲み物に香りや風味をプラスするために使用されているものであり、店舗でもスパイスとハーブはきちんと分けられてはいません。
・植物的分類は難しい
植物学的に分類するのも非常に難しく、国によって定義が違っていたり、葉や種子でそれぞれ扱いが異なる場合も多いようです。
ただヨーロッパでは自家栽培できるかどうかを、スパイスとハーブの定義の根拠としているところもあります。その場合は自家栽培できる草花をハーブ、それ以外の根、茎、果実、種子類はスパイスとされています。
《スパイス香辛料ソムリエ資格の口コミ》
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