日本一のお茶の生産地といえば
静岡県!
てことは誰でも知ってますよね。
では日本一になったのはいつか知ってますか?
それは明治維新のころのことです。
そして現在では全国約4割もの生産量となりました。
ちなみに2位は鹿児島県、3位は三重県です。(2020年現在)
当然のことながら、これだけ生産量が多い静岡県のお茶にはいろいろな種類があります。
1.煎茶
日本茶(緑茶)の中で一番多く飲まれているお茶が煎茶です。
お茶の葉は摘んだ時点から発酵が始まります。
緑茶は新鮮なうちに熱処理して、発酵を止める「不発酵茶」です。
蒸して揉んでこの荒茶を製造する一番一般的な方法で作られたのが煎茶です。
2.深蒸し煎茶(深蒸し緑茶)
煎茶より2倍の時間をかけて蒸したものが、深蒸し煎茶です。
そのため形は粉っぽく、味や色は濃くなります。
一番の特徴は、茶葉が細かくなるのでその有効成分をたくさん摂れることです。
3.玉露
玉露は新芽が2~3枚開きかけたころ、茶園をヨシヅなどで覆い日光を当てないようにして作ります。
日光をさえぎることで、アミノ酸(テアニン)からカテキンへの生成が抑えられます。
すると渋みが少なく、うま味が豊富なお茶になるのです。
玉露のあの独特の香りは、青のりに似た「覆い香(おおいか)」と呼ばれます。
4.かぶせ茶(冠茶)
玉露よりも2週間ほど短い期間、日光をさえぎって育てたのがかぶせ茶です。
玉露と同じように、渋みが少なくうま味が多いお茶になります。
5.てん茶
てん茶は葉を蒸した後、揉まずに乾燥させたお茶のことです。
乾燥させたあとは、葉脈や茎を取り除きます。
玉露と同じように日光をさえぎって育てたてん茶は、主に茶道のお点前用に使われます。
反対に日光をさえぎらずに育てたてん茶は、洋菓子やアイスクリームの原料に使われます。
後半は次回で…