日本安全食料料理協会

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左ヒラメに右カレイは間違い?ヒラメとカレイの見分け方をマスター!

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ここでは日本安全食料料理協会の「和食ソムリエ」にまつわるトリビアです。

 

「左ヒラメに右カレイ」という言葉、聞いたことがある人は多いかと思います。

 

これはよく似た魚のヒラメとカレイの見分け方を示した言葉です。

 

《ヒラメとカレイの見分け方》

ちなみに漢字で書くと、ヒラメは「鮃」、カレイは「鰈」です。

 

見分け方はお腹を手前側にして置いたとき

 

頭が左を向くのがヒラメ

 

頭が右を向くのがカレイ

 

です。

 

それで「左ヒラメに右カレイ」といわれてきたんですね。

 

《ところが!》

例外もいるんですよ!

 

ヌマガレイはカレイなのに左側、ボウズガレイ科のカレイに至っては右も左も特に決まってないのです。

 

大まかには当たっている「左ヒラメに右カレイ」ですが、世界レベルにすると違うものがたくさんいます。

 

ではどう見分ければいいか?

 

《意外に簡単なヒラメとカレイの見分け方》

一見カタチも色も似ている両者ですが、よく見れば意外に違うところが簡単に見つかります。

 

そもそもどちらも生まれた時には目は左右対称なのです。

 

しかし海底にくっついて生活しているうちに、片側に寄ってしまいます。

 

そしてその見分け方は『口』です。

 

ヒラメはカレイよりも口が大きく、歯が鋭いです。

 

カレイの方がおちょぼ口なんですね。

 

これは食事の違い。

 

ヒラメはイワシやアジなどの小魚を食べます。

 

一方歯が発達してないカレイは、ゴカイや小さいエビなど小さなものを食べます。

 

そんなことから性格がヒラメは攻撃的で、カレイはおっとりなんて言われます。

 

ヒレや目の付き方にも違いはありますが、生息域によっても違いが出るため口が一番間違いない見分け方です。

 

《ヒラメは高級魚?》

どちらも食べられますが、ヒラメの方が獲れる数が少なく希少価値がある高級魚。

 

小魚を捕まえるのに動きが俊敏になるヒラメは、身が引き締まっていて刺身に向いています。

 

カレイは煮物や干物、刺身にもされます。

 

どちらをいただくにしても命あるものです。

 

感謝しておいしくいただきましょう!