コーヒーにカフェインが含まれているのはよく知られていますが、もうひとつの成分「クロロゲン酸」を知っていますか?
聞き慣れないし、なんだか堅苦しそうな名前ですが、クロロゲン酸はカラダにとてもいい成分なんです。
【クロロゲン酸って何?】
クロロゲン酸はポリフェノールの一種です。
別名「コーヒーポリフェノール」と呼ばれています。
コーヒーの褐色や苦味は、このクロロゲン酸がもとになっています。
ポリフェノールとは植物が光合成を行う時に出される抗酸化物質。
ちなみにクロロゲン酸の「クロロ」は「緑」を意味していて、葉緑体の「クロロフィル」と同じ語源です。
そして抗酸化作用とは、タンパク質や脂質、DNAなどが酸化されるのを防ぐ作用のことです。
【クロロゲン酸のカラダにいい効果って?】
その効果は主に3つです。
効果その① 脂肪肝を予防する
この原因は2つあって「アルコールの摂り過ぎ」と、最近増えている「不規則な生活」です。
特に30~40代の人に増えているといいます。
脂肪肝の恐いところは、心臓病や脳血管疾患、動脈硬化、糖尿病につながりやすいことです。
クロロゲン酸には、このような脂肪肝を予防する効果があるといわれています。
効果その② 糖尿病を予防する
糖尿病は肥満や運動不足などが原因の生活習慣病で、さまざまな合併症や動脈硬化を引き起こす恐い病気です。
クロロゲン酸には糖尿病を予防する効果もあり、治療薬にも活用されているほどなんですよ。
効果その③ ダイエット効果
ダイエット効果があることが、クロロゲン酸が注目されている最も大きい.点だといえるでしょう。
クロロゲン酸は脂肪を溜めこむのを防止すると同時に、脂肪燃焼をする働きもあるためダイエット効果が期待されるわけです。
その他にも抗酸化作用があることから、クロロゲン酸にはアンチエイジング効果もあるとされています。
なおコーヒーを飲む時には胃に刺激が強すぎないように、浅煎りで飲むのがおススメですよ!