ヘチマと聞くと「タワシ」か「化粧水」をイメージする人が多いのではないでしょうか?でもそれだけじゃないんです!実はヘチマが多くの栄養を持つ、しかも低カロリーな優秀食材にもなるって知ってましたか?
【ヘチマの利用には?】
あの緑色のキュウリが大きくなったような完熟した実を、乾燥させて皮と種を取れば「ヘチマたわし」になります。
そして「ヘチマ水」は昔から「美人水」とも呼ばれる化粧水ですね。
これも完熟した実の茎を切って、そこから出る液を使うだけ。
化粧水の他に薬用にも使えます。
薬効は咳止めやタンきりです。
またヘチマは「余分な熱や水分を取る」という作用があるそうで、薬膳料理にも使われるんですよ。
【ヘチマを食べてみよう!】
そうなんです。
ヘチマが食用にできるって知ってましたか?
完熟してしまったヘチマの実は硬いので、未成熟なうちの実を食べます。
沖縄ではこれを「ナーベラ―」と呼ぶそうです。
食べる時には開花して10日ごろの実を収穫、皮をむいて炒め物や和え物、汁物の実などにします。
【ヘチマの栄養は?】
ヘチマに含まれる栄養には次のようなものがあります。
○カリウム
カリウムには摂り過ぎた塩分を身体の外に出す働きがあります。
だから高血圧予防やむくみを改善したい人にはピッタリの栄養素です。
○サポニン
サポニンは抗酸化作用を持つ栄養素です。
身体が酸化するのを抑えてくれるので、アンチエイジングやガン予防、動脈硬化の予防にもなります。
○食物繊維
食物繊維には整腸作用があり、便秘を改善する作用があります。
それによって老廃物が体外に出るため、美肌効果が期待できます。
○葉酸
妊娠中の人や妊娠を希望している人に必要といわれる栄養素です。
これは葉酸に貧血予防の効果があるからです。
他にもタンパク質やビタミンなど、栄養たっぷりのヘチマのカロリーはなんと!
100gでたった16㎉しかありません。
ダイエットにもピッタリの食材ですね。
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