ふだん何気なく食べているアレとアレの組み合わせ。
実はちゃ~んと意味があるんです。
*トマトソース+オリーブオイル=抗酸化作用*
おうちでもレストランでもよく食べられているトマトソースのパスタには、オリーブオイルが使われていますよね。
トマトには抗酸化作用があるリコピンが含まれているのはよく知られています。
このリコピン、実は生よりも加工された水煮缶やトマトジュースの方がたくさん含まれているんです。
オリーブオイルやにんにく、タマネギといっしょに摂ると、リコピンが吸収されやすくなるので、トマトソースとの最高の食べ合わせなんですね。
*焼き魚+大根おろし=消化がいい*
焼きサンマや焼きサバには大根おろしがつきものですよね。
これは脂ののった魚を、さっぱりと食べやすくするためだけの組み合わせではありません。
生の大根にはアミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素が多く含まれているので、それが魚のタンパク質を分解して消化しやすくしてくれています。
大根をおろすという調理の仕方も、酵素を活性化させるためなんですね。
*みそ汁+野菜・海藻=余分な塩分を出す*
以前は高血圧の人はみそ汁を避けたほうがいいといわれていました。
でも最近では、高血圧とみそ汁には関係性がないということがわかってきています。
それは大豆には血圧を下げる成分が、そして米麹には腎臓から塩分を出す成分があると考えられるのです。
このことは現在でも研究が進められています。
更に野菜やワカメなどにはカリウムが、海藻類にはフコイダンやアルギン酸が含まれてます。
これらの成分にも余分な塩分を身体の外に出す働きがあるのです。
ふだんの食生活で不足しがちな野菜や海藻類を、熱を加えることでたくさん摂れるみそ汁はやっぱり健康にいい昔からの習慣であることがわかりますね。
日本安全食料料理協会には食に関する資格が豊富にそろっています。
ぜひチェックしてみてください。