日本安全食料料理協会のブログへようこそ!
ここでは日本安全食料料理協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
よく似たかんきつ類のはっさくと甘夏、それに夏みかん。
いったいこの3つの違いはどこに?
1.はっさく
はっさくは「八朔」と書きます。
八朔とは旧暦の8月1日を指します。
今でいうなら8月25日~9月23日の間。
この頃が食べごろなのでこの名前が付けられました。
生まれは江戸時代で広島県で発見されたんですが、現在は生産量、出荷量ともに和歌山県が1番です。
これは全体の7割近くと言いますからかなりの量ですね。
歯ごたえがあって独特の苦みや上品な甘さ、ほんのり酸味が相まってファンが多いみかんです。
2.夏みかん
江戸時代に山口県の青海島で、海に流れ着いた種を育てたのが夏みかんの始まりとされています。
夏みかんは秋の終わりごろに黄色くなるにはなるんですが、その時は酸っぱすぎて食べられません。
冬にとって貯蔵しておくか、そのまま翌年の春から初夏まで木に成らせておくと酸が抜けて食べられるようになります。
正式な名前は「夏橙(なつだいいだい)」。
また「夏代々(なつだいだい)」とも呼ばれます。
これは夏になっても収穫しないでいると、その年の実がなって同じ木に前の年と今年の実がいっしょに成っていることからつけられたそうです。
3.甘夏
甘夏のもとは実は夏みかんなんです。
昭和10年のこと。
夏みかんが栽培されている中で、酸が抜けるのが早い品種として発見されました。
川野さんという方の果樹園で発見されたので、正式な名前は「川野夏橙(かわのなつだいいだい)」といいます。
はっさくと同じさっぱり系のみかんで、やはり独特の苦みがあります。
夏みかんに比べ、甘みが強いのが特徴です。
初夏になってようやく食べられるようになることから、夏みかんと呼ばれるようになりました。
日本安全食料料理協会には食に関する資格が豊富にそろっています。ぜひチェックしてみてください。