日本安全食料料理協会のブログへようこそ!
ここでは日本安全食料料理協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
「畑のお肉」といわれるほど栄養価が高くて健康にいい、といわれている高野豆腐。
これは正式名称じゃないって知ってましたか?
日本農林規格(JAS)で決められている名前は、実は「凍り豆腐(こおりどうふ)」なんです。
つまり「高野豆腐=凍り豆腐」です。
じゃ、なんで高野豆腐と呼ばれるようになったのか?
【高野山の「高野」から】
それは800年前、鎌倉時代のことです。
凍り豆腐は、その頃の高野山の僧侶たちが作っていたのが始まりといわれています。
精進料理には豆腐が入っていました。
冬のあまりの寒さに凍ってしまった豆腐。
翌日溶かして食べたら、その珍しい食感とおいしさでウケたそう。
【もうひとつの説】
同じく鎌倉時代。
凍り豆腐じゃなく、「凍み豆腐(しみとうふ)」という名前で作られていたという説もあります。
一夜干しならぬ「一夜凍り」にしていたら、干してるうちに乾燥しちゃってたそう。
これが保存食や兵糧食にされたとされています。
【いろんな名前を持つ凍り豆腐】
凍り豆腐には、高野豆腐以外にもいろんな名前があるんですよ。
・一夜凍り(凍ったものをすぐに食べる)→ 北海道で作られています。
・連豆腐 → 昔ながらの作り方で、豆腐を真ん中でいくつか縛って凍らせます。
・ちはや豆腐 → 大阪の河内地方での呼び方
・凍み豆腐 → 甲信越地方や東北地方での呼び方
高野豆腐と呼ぶのは主に関西圏です。
【全国シェアNO1は長野県】
高野豆腐とも呼ばれているので、高野山のある近畿地方かと思えば実は長野県。
全国シェア率はなんと98%!
近畿地方で盛んに作られていたのは、昭和20年代後半まででした。
現在では作られていません。
糖質量はお米の1/20と、ダイエットを目指す人にもうれしい凍り豆腐。
今夜のおかずにいかがですか?
日本安全食料料理協会には食に関する資格が豊富です。ぜひチェックしてみてください。